私が海外で介護施設を作りたいと思ったきっかけ(前編)

2019.3 私はNGO法人エクマットラ主催のバングラディッシュのスタディーツアーに参加した

※エクマットラとはダッカの路上に暮らすストリートチルドレンの自立支援に取り組んでいるNGOです

それまでバングラディシュという国のことを全く知らなかったが

行ってみると、とにかく人が多い

田舎育ちの私には、もう毎日がお祭り騒ぎ

そして街には男性しかいないのでは?と思うほど男性率が高い!

そんなことを思いつつ、ダッカにあるエクマットラの施設に到着

こちらの施設はストリートチルドレンの女の子専用の施設

玄関を開けると笑顔いっぱいの女の子達が歓迎してくれた

その気持ちが嬉しくて思わず涙

感動したお出迎えというものを初めて経験し、その時の気持ちを今でも忘れない

女の子達は私達のために踊りを踊ってくれた

その後一人ずつ自己紹介をしてくれたのだが、その中の一人の女の子の言葉が

今でも強烈に印象に残っている

「私は路上で生活していました。夜悪い大人が来て何もしていないのに私のお腹を急に蹴りました。

 すごく怖かった。でもその時警察官が助けてくれました。だから私は大きくなったら

警察官になりたい。」

確かまだ小学校の3年生くらいの女の子だと思う

なんて怖い思いをしたのだろう

そういえば街には男性の姿は多いけど、女性はどこにいるんだろう

初めてのバングラデシュは色んな意味で衝撃的でした・・・つづく

佐藤